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カタカタと音を立てて動かなくなったPT25の直し方
1.スイッチを常時通電にする。そうしないとトップカバーを外すときにマイクロスイッチをON/OFFするツメが引っかかる。
2.比較的幅のあるリムーバーを差し込むとダイヤルは割と簡単に外せる。バターナイフで代用できると思う。 ネジ3本を外す。
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3.固定が甘いのでモーターが浮いてくるとウォームギアがきちんと当たらなくなり脱調する。
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4.トップカバー裏側にクッション材でつくったパッドを貼り、これでモーターが浮かないように押さえる。めんどうなら接着剤でモーターを固定する手も。
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5.元通りに組上げる。

以上





バルブ交換の目安:

バルブが反ってきたり、汚れてきて演奏中気になることが出てきたら交換。


バルブ交換方法:
外すバルブを綺麗に剥がし、新しいバルブをセメダイン社の「スーパーXクリア」で接着。


バルブ無しのリード:

全てのリードにバルブが付いているわけではなく、音を出しやすい高音箇所には付けないという設計上の判断があるとのこと。SCX-56においては、本体カバーの11番には両面付いていなくて、12番は片方だけ付いている。

意図的に付けていないのか、単に剥がれてしまったのかは接着剤の痕跡で判断できるのではないかと想像。あくまでも想像。後日写真掲載予定。

修理に関するリンクト:
ハーモニカの修理について:メロディオンの下にある
スズキハーモニカ修理対応のご案内

意外に安い。SCXではリード3弁バルブ5弁までの交換を含む全体調律・調整で2,500円、それ以上の交換があってもMAX3,500円、プラス送料700円のみ。SCX-56でリードプレート一式の部品代が11,000円。 

中古のSCX-56を調律・調整に出したところ20バルブ交換の所見ながら記載通り3,500円でやってもらえた。バルブは自分で交換できると教わったので、SCX用バルブセット1,500円も調達。

例外の音:
12番スライドインのドローは、他のオクターブと違って音域を延ばす目的でb#cではなくd⁴ になっている。よって、c⁴ はスライドアウトのブローのみとなる。

SCX6-56-2

各部の名称:
鈴木が発行している「START!クロマチック・ハーモニカ」、6ページに図解がある。本体とカバーの間の両面にあるコの字の部品はカバー補強金具という。SCXシリーズとシリウスシリーズのアンダープレートは本体と一体化しており、ファビュラスシリーズのみ分離できるようになっている。

※経験情報以外は鈴木楽器製作所サービスセンターに問い合わせて得た情報です。




こちらの記事のQuickCharge 3.0出力電圧テーブルに触発されてQC3.0の簡易テスターを作ってみた。

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※リンクやテーブルの流用等は参照サイトの主さんより承諾を得ています。

Type-Aから供給した5Vを120Kもしくは120Kに10Kをパラ付けした9.2Kと18Kで分圧してD+/D-に印加する0V、0.6V、3.3Vを作った。10Kパラのスイッチ位置が異なるのは単に配線し易さの都合上そうなっただけ。

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肝はType-Cコネクター上でCCに5.1Kプルダウンを入れる点で、これが無いと電圧が出ない。ソース(電源)のCCは56Kでプルアップされており、シンク(端末)のCCは5.1Kでプルダウンされている。両者が接続されるとCCが0.4Vになり、これを検出したソースはシンクが接続されたと認識して電源供給を開始する。つまり、QCはType-Cのスペックに上乗せされて機能している。

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auの充電器、0601PQA(Class A)で動作確認。すべてのスイッチ(ショートクリップ)OFF、D+/D-=0.6/0Vで5V出ている。

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D-の分圧スイッチをONしてD+/D-=0.6/0.6Vでテーブル通り12V出ている。

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さらにD+の昇圧スイッチをONしてD+/D-=3.3/0.6Vでスペック通り9Vになった。

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ここで、D+の昇圧スイッチをOFF、D-の昇圧スイッチをONしてD+/D-=0.6/3.3Vの連続モードに設定。その直後の出力電圧は9Vで変わらない。

参照記事ではD+/D-での200μsストローブにより出力電圧のステップアップダウンがされるとなっているが、D+/D-それぞれの昇圧スイッチを適当にON/OFFするとそのグリッチで電圧が変化するくらいは確認できた。上は12Vまで上がるが、下が5V以下になったのは想定外。リポリの定格電圧と同じなのは偶然か?

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手持ちにClass B、つまり20V出力のあるアダプターがないのでテストしてないが、9V出力の設定から右上のジャンパを右に移動すればD+/D-=3.3/3.3Vになるので20Vが出力されるはず。
関連記事:
USB Type C 接続図 マスター・スレーブ・ケーブル USB-PD
Google Pixel 6a 低速充電の救い方





1.PIX-LINKを電源に接続するとLEDが点く。
2.LEDが一瞬消灯するまでRESETボタンを7秒以上押し続ける。
3.スマホで、設定→WiFi→WiFi-Repeater(SSID)
4.ブラウザーでck.gstatic.comが自動的に開くのでUsernam、Password共にadmin→Submit
5.次のページのWizardのRepeater→キャッチしているSSIDがリストされるのでSelect→Secutiy key→Applyで接続→Close(→ブラウザー上で404エラーになる)
6.スマホで、設定→WiFi→選択したSSID_Extを選択→SSIDのパスワード

結論を先に:
定格出力がDC5V3A以上あるACアダプターを使っていてもUSB-PDがサポートされていない場合、そこにType-Cの変換アダプター咬ませて使おうがUSB-PD用ケーブルを使おうがPixel 6a付属のケーブルを使おうが低速充電しかできない。これは、USB-PDをサポートしているどのデバイスにも起こり得ることでPixel 6aに限ったことではない。その理由については後述する。

低速充電を解決するには、USB-PDをサポートしているType-Cコネクターの充電器を使うのが手っ取り早い。百均でなら500円前後で調達できるし、USB-PDをサポートしているau TypeC共通ACアダプタ02 0602PQAでは問題なく普通充電・高速充電できている。
※QuickCharge3.0でも充電できるが5Vでしか充電されない。QuickChare4以降はUSB-PDもサポートされている。

器用な人ならCCにプルアップ抵抗を追加することで対処できる。プルアップ抵抗が入ってない場合は22KΩ、すでに56KΩが入ってる場合は33KΩをパラ付けして22KΩに近似させる。

低速充電になる理由:一言で言えばソース側CCプルアップ抵抗が56KΩか未実装だから
USB Type-CにはCC(Current Control)という名前の信号線があり、ここの電圧でシンク、つまり充電される側の電流が制御されるようになっている。シンク側のCCには5.1KΩのプルダウン抵抗が入っている。

ソース側、つまり充電電流を供給するのに使用する例えばType-A/Type-CケーブルのType-CコネクターのCCにも抵抗が接続されておりこちらは56KΩでプルアップされている。その結果5Vが5.1KΩプルダウンと分圧されたCCの電圧は0.42VになりType-Cのスペック上はDefault電流にすると定義されているが、Pixel 6aでは低速充電がDefaut仕様ということなのだろう。実際には数十mAの間欠充電しか行われず14%から19%まで充電するのに8時間以上掛かった。

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これを解決するにはType-Cの充電スペックに従ってプルアップ抵抗を22KΩか10KΩにすれば良いのだろうと検討を付け、56KΩに33KΩをパラ付けしてプルアップ抵抗値を約21KΩにしたところ、下の写真のように通常充電されるようになった。ちなみに22KΩでプルアップすると5V1.5A、10KΩでは5V3Aで充電される仕様になっている。

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テストボードがあったから簡単にテストできたが、実際のコネクターやクレードルに33KΩの抵抗をパラ付けするのは至難の技だろう。よって、USB-PDをサポートしている充電器を買うのが一般向けの解決策になる。

***
ちなみに、Pixel 6a付属のType-C/Type-CケーブルのCCにはプルアップ抵抗もプルダウン抵抗も入っていない。両コネクターの片側のCCのみが接続されている。すでに6a本体のCCにプルダウン抵抗が入っていることを考えると付属ケーブルにプルダウン抵抗が入ってないことは充電器側のプルアップ抵抗とのバランスを維持する為だと理解できる。

同じく付属のType-A/Type-C変換アダプター、通称クイックスイッチアダプターのCCには5.1KΩのプルダウン抵抗が入っている。6aに接続すると5.1KΩがパラ付けになるにも関わらずクイックスイッチアダプターにプルダウン抵抗が入っている理由は、OTGケーブルのマスター(ホスト)側コネクターに5.1KΩのプルダウンが入っているのと同じでPixel 6aをマスターに設定する為だ。つまり、CCは電流制御だけでなくマスター・スレーブの決定にも使われている。

PCにスマホを接続した場合、PCがマスター(主:ホスト)になりスマホはスレーブ(従:デバイス)になる。ところがスマホに外部メモリーなどの外付けデバイスを接続した場合、スマホがマスターにならなければ外付けデバイスはスレーブとして機能できない。スマホのデフォルトはスレーブだが、CCに5.1KΩがパラ付けされる事によりマスターに変身する訳だ。

ここが理解できると2台のスマホをそれぞれマスター・スレーブで使う場合の接続ケーブルのCCがマスター側が5.1KΩでプルダウン、スレーブ側が56KΩでプルアップされている理由も理解できる。そこで不思議なのが付属のUSBケーブルで、どちらのコネクターのCCにも抵抗が入っていない。


参考情報:
USB Type-C 接続図 マスター・スレーブ・ケーブル USB-PD
QC3.0プロトコール概要

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