2021年03月

経年劣化でスタートから火力が弱かったり燃焼中にストールする原因を調べてみた。

火力低下の原因は、ノズル詰りかパッキン劣化によるリーク、またはその両方による。

ノズル内部にゴミが詰まっている場合は外からクリーニングしてもすぐにまた詰まってしまう。分解してノズルを取り外すと、必ずプラグ(写真矢印)が入っているのでそれを取り出してからクリーニングを始める。2ミリ程度の短い溝付きプラグが打ち込まれているものはドリルでさらう以外に手はない。

まち針よりも小さな穴なので、荷札の針金かビニル線の芯線など細い線で穴を清掃。

プラグは噴出圧を均質化する為の抵抗として入っているので、無しで問題なければ外してしまう。適宜内径にピッタリのネジか少し緩めのアルミ棒などを切って詰めてもよい。プラグ底面が密着してノズルを塞がないようにする為に斜めにヤスリ掛けしたのが下の写真。

CIMG1739

パッキンは水道用のOリングを代用。SANEIのNo.4(PP50-4)、内径3.8mm厚さ1.9mmを使用。実際に使われていたOリングの寸法は、外径7.2mm、内径3.6mm、厚さ1.8mm。

***
ストールの原因は、ノズル内部で小さなゴミが暴れてノズルを塞いだり圧によって飛ばされたりを繰り返しているのではないかと推測。あるいはプラグに当たりが出てノズルを塞いでいるのかもしれない。プラグが割りと自由にノズル内部で動ける構造のものがある。

まず、ノズルを外してプラグを取り外して内部とノズルをクリーニングする。次に、プラグのノズル側を斜めに削ってノズルを塞がないようにする。


***
ゴミが入らないように注意すればノズル詰まりのリスクは低減するものと思われる。

恐縮ですが備忘録でありこれだけ読んでも何のことかさっぱりわからないと思います。ごめんなさい

***
eBayで赤外線遮断式のゲートセンサーを買ったが常時遮断検出LEDがオンになって用をなさない。

何となく生きている様子の送光部を動かしながら受光部に8個あるトランジスタのECBの反応を片っ端から当たってみたところ、1個だけBがオンオフしてもCが無反応なのがある。良く見るとプルアップ抵抗の抵抗ペーストが剥げてベースのセラミックがむき出しなっているチップがある。テスターで当たっても無限大。犯人はこいつだろう。

IR-sensor1

抵抗値も15xで読めない。3端子レギ78L09を使っているので電圧は9V。チップTrのマーキングチェッカーを使ってマーキング1FはBC847B(NPN50V0.1A)であることが判り、150Ω(60mA)であろうと当りをつける。早速eBayで100個256円也を注文。届くまで時間は掛るが送料も関税も要らないのがありがたい。ちなみに8個すべて同一Tr。

***
発注後12日で抵抗到着。プルアップ抵抗を得て常時オンしていたリレーがようやくオフるが今度はプルアップされたトランジスタ(抵抗の左)が送光部に反応しない。抵抗を発注したときにわずか数百円をケチってトランジスタを注文しなかったことをちょっと後悔。3月15日に追発注。

撤去したトランジスタのC-E(GND)間のランドを短絡するとリレーがオンすることを確認。と、言うことはプルアップ抵抗が無く、かつ、C-E間も開放していた為に次段のトランジスタがオフっていたのだろう。C-E間短絡ならばプルアップ抵抗を付けても次段がオンにはならないからだ。

***
2週間後にトランジスタが届き、さっそく交換するが直らない。その前段トランジスタがよく判らない回路でそのコレクタ電圧はオンで6V、オフで8.5Vとエミフォロにはなっているものの計算が合わず、その電圧がどこからやってくるのか判らない。とりあえずこいつも交換してみるが直らない。

この訳の判らないコレクタからC結で最初に問題にしたトランジスタのBに接続されている。このBは1.5Mでプルアップされている。ピンセットでこのC結をショートしてみるとなんだか快調に動くようになる。このチップコンにジャンパを飛ばして修理終了。結局、なぜ直ったかは判らず仕舞い。

結局やったのはプルアップ抵抗の交換とチップコンのジャンパのみ。トランジスタを交換する必要はなかった。

CIMG1676

どちらも3.5mmの3極ミニプラグで、テスターで当たったところ受光部はホトダイオードの様子。カソードがコモンでGNDに接ながっているのは共通だが、発光・受光ダイオードそれぞれのアノード極性が逆になっている。

PL-6000:
GND-発光ダイオード・アノード間+5V
発光ダイオード 0.66V 1.62mA
ホトダイオード 4.34V 電流測定不能

AFB-7010:
発光ダイオード 1.04V 0.03mA
ホトダイオード 0.94V 1.87mA

↑このページのトップヘ