2m用にeBayで136-174MHz3.0dBiのロッドアンテナを調達したがSWRのボトムが140MHz。144-146MHzにおいてはSWRが悪くて使えそうにない。手直しを決意してシュリンクチューブのシースを剥いて回路図を起こしてみた。LPFでインピーダンス整合をしている様子。10段1220mmのロッドアンテナとSMAコネクターを接なぐスプリングをインダクタとして使っており、給電点のタップもコンデンサもコイル内に収まっている。元々の給電点とコンデンサのタップ位置をそれぞれL0、C0とし、Lは±1ターン、Cは+2-1ターンタップ位置を変えるとどうなるかを測定してみた。
グラフ下の数値はSWRのボトム周波数とSWR、インピーダンスの実部とリアクタンスの特性(Ω)。それらの値はレンジを変えて測定しているのでnanoVNAのスクショの値とは若干異なっているが、タップ位置を変えるとどうなるかの傾向を把握するのに影響しないだろう。
※なぜそうなるのかを考えてみたが適当なので以下真に受けないでほしい。Cのタップを下げれば並列共振のインダクタンスが小さくなるので当然共振周波数は上がるだろう。Lのタップを上げる、つまり給電点をアンテナ側に寄せると共振周波数が上がる理由を某OMに聞いたところ、GNDと給電点との浮遊容量が小さくなるから共振周波数が上がるのだろうとのことだった。と、書きながら単に電気長が短くなるからだけの話なのではないかと思うに至り一番すっきりした理由を見つけた気分になる。繰り返すが一つ位は合っていると思いたいが全部間違っているかもしれない。その後も何人かのOMに聞いてみたがみな1級ウンチク士ではあるものの要領を得ない。理論的矛盾を指摘すると怒り出す人もいてディスカッションにならない。そんなこんなでどうすればどうなるかは判ったので理論的追及は一旦保留することに。アマチュア無線あるある。
後日、ベースローディングコイルとして作用するのはアンテナからGNDまでのインダクタ、共振周波数はCの位置、給電点の位置は入力インピーダンスの調整という回答を得た。給電点移動でSWRのボトムが移動する説明はなかったが現在のところいちばん納得できる。
さらに日を置いて、RFワールド・ウェブ・ブックス「ラジオで学ぶ電子回路」第1章 ラジオの電波の12ページに琴線に触れる記述を見つけ一歩近づいた気がする。
半田ごて片手に両者を少しずつずらしてチューニングを重ねた結果、SWR1.05、Z51Ωまで追い込むことができた。当然のことながらスプリングのしなりなど諸条件によりこの値はその動き同様ビヨンビヨンと大きく変化する。そもそもハンディに1m以上でそこそこ重量のあるアンテナをスプリングマウントして使うこと自体に無理がある。マーカー1、2、3はそれぞれ144、145、146MHz。
グラフ下の数値はSWRのボトム周波数とSWR、インピーダンスの実部とリアクタンスの特性(Ω)。それらの値はレンジを変えて測定しているのでnanoVNAのスクショの値とは若干異なっているが、タップ位置を変えるとどうなるかの傾向を把握するのに影響しないだろう。
※なぜそうなるのかを考えてみたが適当なので以下真に受けないでほしい。Cのタップを下げれば並列共振のインダクタンスが小さくなるので当然共振周波数は上がるだろう。Lのタップを上げる、つまり給電点をアンテナ側に寄せると共振周波数が上がる理由を某OMに聞いたところ、GNDと給電点との浮遊容量が小さくなるから共振周波数が上がるのだろうとのことだった。と、書きながら単に電気長が短くなるからだけの話なのではないかと思うに至り一番すっきりした理由を見つけた気分になる。繰り返すが一つ位は合っていると思いたいが全部間違っているかもしれない。その後も何人かのOMに聞いてみたがみな1級ウンチク士ではあるものの要領を得ない。理論的矛盾を指摘すると怒り出す人もいてディスカッションにならない。そんなこんなでどうすればどうなるかは判ったので理論的追及は一旦保留することに。アマチュア無線あるある。
後日、ベースローディングコイルとして作用するのはアンテナからGNDまでのインダクタ、共振周波数はCの位置、給電点の位置は入力インピーダンスの調整という回答を得た。給電点移動でSWRのボトムが移動する説明はなかったが現在のところいちばん納得できる。
さらに日を置いて、RFワールド・ウェブ・ブックス「ラジオで学ぶ電子回路」第1章 ラジオの電波の12ページに琴線に触れる記述を見つけ一歩近づいた気がする。
半田ごて片手に両者を少しずつずらしてチューニングを重ねた結果、SWR1.05、Z51Ωまで追い込むことができた。当然のことながらスプリングのしなりなど諸条件によりこの値はその動き同様ビヨンビヨンと大きく変化する。そもそもハンディに1m以上でそこそこ重量のあるアンテナをスプリングマウントして使うこと自体に無理がある。マーカー1、2、3はそれぞれ144、145、146MHz。