2018年04月


ニュートラルポジションで4ミリドリルを挿してやり、シフトレバーとインヒビタースイッチの同期位置出しする。
イメージ 10




組みあがった。
イメージ 9



いよいよ再接続。
イメージ 8


理由や途中の紆余曲折は省略するが、エンジンとミッションの接続は直(ちょく)を出さなければならない。エンジンのパンに当て木したパンタを咬ませて直出しすれば、ミッション側は目測でパラ出しすればよい。
イメージ 2

パラ出しにバイクリフト2台、ネジ穴合わせにパンタ。
イメージ 3
コンバーターハウジングを正面から見て、9時11時13時15時をM10で固定するが11時をボンネット側から入れるのは至難の業。底から手を回し入れて13時と同じ方向から手さぐりで入れてやる。締めつけは11時13時ともボンネット側から。9時はATFクーリングラインのブラケットと共締め。

このネジ穴合わせでロールした結果、リングプレートとトルコンのネジ穴がずれてしまう。もう一度エンジンから切ってトルコンが自由に動くうちに仮止め。
イメージ 4
仮止めは1本で充分。3本やると、完全に接ないだときにエンジンのアッパーバッフルプレートに当たってリングプレートが回らなくなる。

シフトリンク装着。
イメージ 5


フロントプロペラシャフト装着。
イメージ 6

リアプロペラシャフトのリアジョイントは4個のナットにスパナが掛かるがフロントは底2個にしか掛からない。よって、リア1個を仮止めしてフロント2個を締める→ニュートラル→仮止めを外して半回転→パーキング→反対側のフロント2個を締める→リア4個を締める、という手順。

ATFクーリングライン装着。外すときは気にならなかったがブラケットもクーリングラインもATをエンジンに接ないでしまってからでは取り付けが大変。クーリングラインがメンバーの上を通るとこまで上げたところで固定した方が楽ちんだと気付く。
イメージ 7



ATFはパンまで届くチューブを挿して電磁ポンプで圧送。以前自然落下でやったら死ぬほど時間が掛かったからだ。8ℓ(整備要領書では総量7.9ℓ)入れてやったが後から1.5ℓ抜くはめに。つまり、トルコンには1.5ℓ位入っていたのだろう。
イメージ 1














オイポンを外す前に必ずインプットシャフトのOリングを外す。そうしないと、オイポンを抜いた時にインプットシャフトも抜け、クラッチバッグが転がり落ちることがあるからだ。

オイポンは10時と4時に切ってあるネジにM12並目のボルトを手で入れ、首下にたがねを当てて少しづつ叩き出す。
イメージ 3
M12は通し穴になっているものとネジを途中までしか切ってないものとがある。通し穴だとスパナでねじ込んで外せるが、そうすると下のM10のネジをつぶす。それを防ぐ為に通し穴を止める仕変が入ったのではと想像。


イメージ 4

全てを取り払って洗浄、エア。ここでも癒着したガスケットの剥離に時間を取られる。1台目のときはペロンと取れたのに。
イメージ 5
ダメージがあったのはオイル漏れがあったトルコンを受ける部分のシールのみ。組み立ては、カムリングにスプリングを咬ませてからピンを入れてやるところから始め、ベーンは一番最後にセット。

写真ではオイポンの下になってて見えないが、組み付けはトルコンを挿して位置出しおよびベーンの動作を確認してから行う。
イメージ 1
トルコンとオイポンの間に何か挟まないとベーンリングが飛び出してしまうのでドライバーの柄を咬ませる。

何を咬んだかブレーキバンドに擦り傷が。
イメージ 2


※オイポン後ろのクラッチバッグから一番奥のブレーキドラムまでのOHの様子は、ちびちびと後日載せる予定です。

つづく





USのTRANSTERのRE4R01A/RL4R01A兼用リビルトキットをeBayに出店しているLakewood Automotiveで調達。
イメージ 1


バルブAssyのセパレートプレートの見分け方は、赤丸部分が長方形ならRE用(左)、台形ならRL用(右)。
イメージ 2


1台目では簡単に剥がれそうもなかったセパレートプレートのガスケットはいとも簡単に剥がれてしまった。しかも、劣化してパリパリ。オイルパンとは対照的。
イメージ 3


バルブAssyのOHは絶対にこの深いバットがいい。ベアリングが落ちようがバネが飛んで行こうがだいたい中に落ちてくれる。
イメージ 4
詳細は省略するがアッパー、ロワーのバルブピストン全てを取り外し洗浄。パイロットのあるものはエアで飛ばしてやる。

ここ1か所(ロックアップバルブ)だけがプラグではなくバルブをピンで直止め。組み付けるときにピストンの方向を間違えると入らない。
イメージ 5

イメージ 6


ロワーボディにチェックバルブとフィルター2個を取りつけたら、ガスケットとセパレートプレートを載せる。チェックバルブ左のフィルターはパーツリストに載ってない。
イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

アッパーボディにボール9個をセットしガスケットを被せたら、ロワーボディをセパレートプレートごとひっくり返して重ねる。
イメージ 10

イメージ 11

写真を撮るためにひっくり返してあるが、裏より位置出しの45、55ミリを入れて仮止めする。ベアリングやチェックバルブが落ちない程度。
イメージ 12



↑このページのトップヘ