ニュートラルポジションで4ミリドリルを挿してやり、シフトレバーとインヒビタースイッチの同期位置出しする。
組みあがった。
いよいよ再接続。
理由や途中の紆余曲折は省略するが、エンジンとミッションの接続は直(ちょく)を出さなければならない。エンジンのパンに当て木したパンタを咬ませて直出しすれば、ミッション側は目測でパラ出しすればよい。
パラ出しにバイクリフト2台、ネジ穴合わせにパンタ。
コンバーターハウジングを正面から見て、9時11時13時15時をM10で固定するが11時をボンネット側から入れるのは至難の業。底から手を回し入れて13時と同じ方向から手さぐりで入れてやる。締めつけは11時13時ともボンネット側から。9時はATFクーリングラインのブラケットと共締め。
このネジ穴合わせでロールした結果、リングプレートとトルコンのネジ穴がずれてしまう。もう一度エンジンから切ってトルコンが自由に動くうちに仮止め。
仮止めは1本で充分。3本やると、完全に接ないだときにエンジンのアッパーバッフルプレートに当たってリングプレートが回らなくなる。
シフトリンク装着。
フロントプロペラシャフト装着。
リアプロペラシャフトのリアジョイントは4個のナットにスパナが掛かるがフロントは底2個にしか掛からない。よって、リア1個を仮止めしてフロント2個を締める→ニュートラル→仮止めを外して半回転→パーキング→反対側のフロント2個を締める→リア4個を締める、という手順。
ATFクーリングライン装着。外すときは気にならなかったがブラケットもクーリングラインもATをエンジンに接ないでしまってからでは取り付けが大変。クーリングラインがメンバーの上を通るとこまで上げたところで固定した方が楽ちんだと気付く。
ATFはパンまで届くチューブを挿して電磁ポンプで圧送。以前自然落下でやったら死ぬほど時間が掛かったからだ。8ℓ(整備要領書では総量7.9ℓ)入れてやったが後から1.5ℓ抜くはめに。つまり、トルコンには1.5ℓ位入っていたのだろう。